僕らが描くちょっとだけ素敵な未来のお話

僕らが描くちょっとだけ素敵な未来のお話

今から、ちょっとだけ素敵な未来のお話をします。

 

その物語の主人公は皆さんであり、振り返るとなんて楽しくてわくわくする旅路だったんだろうと思うことでしょう。

そう思うきっかけはairKitchen創業以前までさかのぼります。

 

学生だった僕は新しい世界を見てみたいという思いから、休みの度にバックパックを片手に海外へと向かっていました。そこには、都会のど真ん中で異常なほど輝きを放つ観覧車や空にも届くような二頭の近未来的なツインタワー、町中が運河で張り巡らされたおとぎ話のような水の都がありました。初めて見る景色に心躍らされ、本当に素敵だなとしみじみと思っていました。しかし同時に、どこか心の奥底では素敵な景色をただみるだけでは儚く、じーんと胸を熱くさせるようなコトを無意識に求め始めていました。

 

そんなことを思いながら過ごしていると、ある時ふと友人のスティーブが実家でのディナーに誘ってくれました。そしてなんとなくふらっと行ってみたこの体験こそが、自分の中では最も忘れられない、胸を熱くするような時間となりました。

 

日本から9000kmも離れたイギリスの家庭で、美味しそうなにおいのするたくさんのお料理。

異国人の私を笑顔いっぱいで歓迎してくれたアットホームなスティーブ家。

気恥ずかしさもありながら日本や家族、文化について話した穏やかで暖かな時間。

 

これらすべてが私の求めていた“旅行の醍醐味”でした。

僕にとってイギリスでの最も大切な思い出は、ロンドンアイでの写真ではなく、まさにスティーブの家庭での夕食の時間でした。

僕にとっての、マレーシアの一番の思い出はペトロナスツインタワーではなく友人のハキマと一緒に作ったご飯であり、イタリアでの一番の思い出は、水の都ベネチアではなくサレルノの小さなお店の店主がくれた歓迎の言葉と心の籠ったおもてなしのワインでした。

 

僕は海外から日本に来てくれる旅行客にとっても、日本での一番の思い出はこういった人との交流をする経験だと感じ、airKitchenを立ち上げました。

最近は国と国が喧嘩しているニュースをよく見ます。ほとんどの人は喧嘩している国の人と話したことも、理解もせずにその国をひとまとめに悪いと言っているように思います。

もしその国が、この前airKitchenのゲストとして来てくれたマイクの国だ!! となったらどうでしょうか。その国に対する印象は変わり、今よりちょっとだけ世界に対して優しくなれる、そう思いませんか。

 

こんなこと夢物語でしょうか。

 

3年前、僕の家に友人のマオが中国からやって来た時に、まだ中学生だった弟含め家族みんなでご飯を食べました。弟は僕に言われて恥ずかしそうに中学で習った英語で、たどたどしく自己紹介をしました。マオが帰った後に弟は、“テレビで見てた中国の人と違った。いつか中国に行ってみたい。”と言っていました。僕はとても嬉しかったです。メディアで誇張して伝えられる世界は、実際の世界とはかけ離れていることが多くあります。弟にとっての中国の印象が変わり、きっと心に残るような時間だったのではないかと思います。

 

日本旅行の際に、airKitchenを使って頂いたスウェーデンの女性がいました。きちんと日本人と話すのは今回が初めてとの事でした。お料理を作りながらお話をしたり、テーブルを囲んで時間を共にした濃い2時間は、“これ以上ない最高の体験だった。“と感想を頂きました。きっとゲストの中で、日本が“東洋の海に浮かぶ島国“から”〇〇さんのいる日本“という認識になったのではないかと思います。今後日本と聞いて真っ先に思い浮かぶのはホストの顔かもしれません。

 

このように僕たちairKitchenにできることは、お料理体験という思い出づくりのお手伝いをし、一人一人の世界の見方を少しばかり変えることだけです。

しかし、皆さんと力を合わせ少しずつ弟やスウェーデンの彼女のように世界を正しく知る人が増えると、世界はきっといつか優しく、暖かい場所になれると確信しています。

 

僕はこれは夢物語ではないと信じています。本気です。

 

 

そしてこの未来を実現するためには、物語の主人公である皆さんのお力が必要です。

 

お願い

 

 

わがままですがこんな未来を作るために、皆さんに助けて欲しいことがあります。

airKitchenをもっとたくさんの人に知ってもらうために、お料理体験を増やす必要があります。なので、皆さんに新しく3つの料理メニューを登録して頂けると嬉しいです!

 

8月15日までに新しく3つのメニューを登録された方全員に

特製airKitchenシールをプレゼントさせて頂きます!

 

*airKitchenにご登録頂いているにも関わらず、まだ教室を開催できていない皆様、本当に申し訳ありません。皆様からのご登録は大変嬉しく、ご期待に添えるよう尽力しておりますが、まだまだ私たちの力不足でご期待に添えていないこと認識しています。

airKitchenをしっかり広めて、たくさんのゲストを呼べるようになれるよう精一杯頑張りますので、もう少しだけお待ちください。

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